【コラム】Vol.1 「えねきょう」っていったい何をしているの?
今月から、私たち「えねきょう」のことや自然エネルギーのことを、もっと知っていただくための情報をお伝えするコラムが始まります!
第1回目のテーマは、
「『えねきょう』っていったい何をしているの?」 です。

◎一般社団法人調布未来(あす)のエネルギー協議会(愛称:えねきょう)とは?
一般社団法人調布未来のエネルギー協議会(以下えねきょう)は、平成24年度環境省事業「地域主導型再生可能エネルギー事業化検討業務」に採択されたことにより、調布で実施可能な自然エネルギー事業を検討するために設立された団体です。翌平成25年5月には、発電事業による剰余利益を地域に還元したいという思いから「調布まちなか発電非営利型株式会社」を設立。同年11月に調布市と協定をむすび、市内公共施設の屋根を利用した「分散型メガソーラー事業」としての太陽光発電事業が実現することになりました。
そしていよいよ今年4月から、市内34か所の公共施設の屋根の上に設置されたソーラーパネルによる太陽光発電所(出力およそ1MW弱)が稼働し始めています。
「えねきょう」の事業は主に2つです。
1つは上記のような「分散型メガソーラー事業」を行うため、市民主体の検討会議を、各種専門家、地域金融機関、行政などと一緒に行うこと。
もう1つは、より多くの方にこの事業やエネルギーについて知ってもらう活動です。
つまり、調布市内で行われている分散型メガソーラー事業を実際に手掛けているのが「調布まちなか発電非営利型株式会社」で、この事業の企画、運営、経営管理、広報活動を担っているのが「えねきょう」なのです。

◎「えねきょう」誕生のきっかけ
「えねきょう」が何をしているかがわかると、次なるギモンはなぜ「えねきょう」を立ち上げたのか? ですね。代表の小峯充史に聞きました。
「中学生ときに学校の授業で石油や石炭などが限りある資源だと知り、枯渇性エネルギーに対して漠然と不安を抱いていました。心の片隅にその不安な気持ちを持ちながらも、とくにエネルギーに関わる活動をすることもなく高校、大学と進み、サラリーマンとして働いてきました。そんな私が自然エネルギーを事業にしようと思った理由は『子どもたちの未来にきれいな環境を残したい』ということです。もちろん、はじめから環境や自然エネルギーを生業にできるとは思っていませんでした。しかし、サラリーマン時代に調布市青年会議所に参加するようになり、その活動を通してまちづくりの経験や地域のネットワークを得たことから、自然エネルギーを事業として成立させることができると確信したのです。」(小峯)
私たちが取り組んでいる、調布市における分散型メガソーラー事業では、事業に伴う剰余利益は地域に還元するという方式をとっています。「自然エネルギー事業は、続けることで社会や地域に貢献ができ、子どもたちの未来に素晴らしい環境を残すこともできる。そこにやりがいを感じています。」(小峯)
◎同じような事業は調布以外の都市にもあるの?
調布の「分散型メガソーラー事業」は東京都内では初の試みとしてとても注目されていますが、東京以外でも同じような活動があるのかが気になりますよね。
日本国内では、長野県飯田市の「おひさま進歩エネルギー株式会社」、岡山県備前市の「備前グリーンエネルギー株式会社」、北海道「NPO法人北海道グリーンファンド」などが、地域主導で先駆的に自然エネルギー事業を営んでいる法人、団体です。
それぞれの法人、団体が行うエネルギー事業の形態は「えねきょう」と全く同じではありませんが、各地で地域主導の事業が広がっていることは確かです。
ちょっと難しい「えねきょう」の仕組みや取組みについて、少しだけ理解を深めていただけたでしょうか。
このコラムは、毎月1回のペースで掲載します。
次回は、調布のような住宅地でも可能であるとして注目を浴び、「調布モデル」とも言われている分散型メガソーラー事業についてご説明させていただきます。
第1回目のテーマは、
「『えねきょう』っていったい何をしているの?」 です。

◎一般社団法人調布未来(あす)のエネルギー協議会(愛称:えねきょう)とは?
一般社団法人調布未来のエネルギー協議会(以下えねきょう)は、平成24年度環境省事業「地域主導型再生可能エネルギー事業化検討業務」に採択されたことにより、調布で実施可能な自然エネルギー事業を検討するために設立された団体です。翌平成25年5月には、発電事業による剰余利益を地域に還元したいという思いから「調布まちなか発電非営利型株式会社」を設立。同年11月に調布市と協定をむすび、市内公共施設の屋根を利用した「分散型メガソーラー事業」としての太陽光発電事業が実現することになりました。
そしていよいよ今年4月から、市内34か所の公共施設の屋根の上に設置されたソーラーパネルによる太陽光発電所(出力およそ1MW弱)が稼働し始めています。
「えねきょう」の事業は主に2つです。
1つは上記のような「分散型メガソーラー事業」を行うため、市民主体の検討会議を、各種専門家、地域金融機関、行政などと一緒に行うこと。
もう1つは、より多くの方にこの事業やエネルギーについて知ってもらう活動です。
つまり、調布市内で行われている分散型メガソーラー事業を実際に手掛けているのが「調布まちなか発電非営利型株式会社」で、この事業の企画、運営、経営管理、広報活動を担っているのが「えねきょう」なのです。
◎「えねきょう」誕生のきっかけ
「えねきょう」が何をしているかがわかると、次なるギモンはなぜ「えねきょう」を立ち上げたのか? ですね。代表の小峯充史に聞きました。
「中学生ときに学校の授業で石油や石炭などが限りある資源だと知り、枯渇性エネルギーに対して漠然と不安を抱いていました。心の片隅にその不安な気持ちを持ちながらも、とくにエネルギーに関わる活動をすることもなく高校、大学と進み、サラリーマンとして働いてきました。そんな私が自然エネルギーを事業にしようと思った理由は『子どもたちの未来にきれいな環境を残したい』ということです。もちろん、はじめから環境や自然エネルギーを生業にできるとは思っていませんでした。しかし、サラリーマン時代に調布市青年会議所に参加するようになり、その活動を通してまちづくりの経験や地域のネットワークを得たことから、自然エネルギーを事業として成立させることができると確信したのです。」(小峯)
私たちが取り組んでいる、調布市における分散型メガソーラー事業では、事業に伴う剰余利益は地域に還元するという方式をとっています。「自然エネルギー事業は、続けることで社会や地域に貢献ができ、子どもたちの未来に素晴らしい環境を残すこともできる。そこにやりがいを感じています。」(小峯)
◎同じような事業は調布以外の都市にもあるの?
調布の「分散型メガソーラー事業」は東京都内では初の試みとしてとても注目されていますが、東京以外でも同じような活動があるのかが気になりますよね。
日本国内では、長野県飯田市の「おひさま進歩エネルギー株式会社」、岡山県備前市の「備前グリーンエネルギー株式会社」、北海道「NPO法人北海道グリーンファンド」などが、地域主導で先駆的に自然エネルギー事業を営んでいる法人、団体です。
それぞれの法人、団体が行うエネルギー事業の形態は「えねきょう」と全く同じではありませんが、各地で地域主導の事業が広がっていることは確かです。







ちょっと難しい「えねきょう」の仕組みや取組みについて、少しだけ理解を深めていただけたでしょうか。
このコラムは、毎月1回のペースで掲載します。
次回は、調布のような住宅地でも可能であるとして注目を浴び、「調布モデル」とも言われている分散型メガソーラー事業についてご説明させていただきます。