たまりば

  エコ・自然 エコ・自然  調布市 調布市

お知らせ コラム

えねきょう「中のヒト」インタビュー(13)不動産経営の視点から関わる再エネ事業

地域のさまざまなタレントが揃う「えねきょう」のメンバー。そしてインタビューはいよいよ最終回!

満を持して登場してくださるのは、えねきょう理事のお一人。協議会設立にも深く関わりのある、片桐道祐(みちひろ)さんにお話を伺いました。





「えねきょうに関わったきっかけは、調布JC(青年会議所)です。同じ仲間だった小峯さんが新たに事業を立ち上げようとしていたときに、不動産会社を経営している私に、採算面などについての相談を受けたのが始まりです。実は、自社が取り扱っている物件に2003年ごろから設置してきているので、太陽光パネルの運用経験がありました。ですから、えねきょうが『公共施設の屋根を借りて太陽光パネルを設置・発電する』という事業を検討し始めた段階で、この事業はビジネスとして確実にうまくいくという自信はありましたね」

現在、調布市内34カ所の公共施設を活用した太陽光パネルによる発電事業は順調。片桐さんはこの発電事業を運営する「調布まちなか発電非営利型株式会社」の代表取締役も務めています。



地域への啓発活動

えねきょうでは、地域のイベントに積極的に参加し、地域の人達に活動を紹介しています。7月23日には、調布市染地にある「多摩川自然情報館」に設置されている太陽光パネルの見学会を実施。この日は午前中に3回の見学ツアーを開催し、各回4〜5組のファミリーが参加。日頃は入ることができない屋上で、ずらりと並ぶ太陽光パネルやパワーコンディショナーの説明を熱心に聞いていました。









この見学会で、片桐さんは太陽光パネルによる発電の仕組み、発電量や設置の仕方などを説明。雲が多めの天気でしたが、比較的順調に発電している様子を見てもらうことができました。

「こういう見学会をやると、やっぱりみなさんの興味がパネル導入のための費用や耐久性にあるとわかります。とくにお父さん、お母さんがたは熱心に質問してくださいますね。耐久性という面では、私自身の事業での経験から『10年以上前に設置したパネルも、やや発電量は落ちていますがほぼ問題なく順調に稼働していますよ』とお答えしています。費用についても現状をお伝えすると、案外安くすむことを知って驚かれることが多いですね。技術の進歩などもあり、以前と比較すれば安く設置できるようになりました」





太陽光パネルに関心はあるけれど、業者に相談するとそのまま設置しなくてはならなくなってしまうという心配がありますね。しかし、えねきょうのような「中立的」な立場の人達が相談に乗ってくれたら安心です。

「実は、えねきょうとして太陽光発電をはじめとしたエネルギーに関する相談窓口を設置することを検討中です。まだしっかり事業化できていないのですが、ご相談があればその都度対応しています」

活動を通して新たなニーズに気づき、更に進化していくのですね。
「そうありたいですね。とはいえ、えねきょうとして次にどんな新しい事業に取り組んでいくかというところはまだ明確になっていません。いろいろ検討を進めてはいますが決め手がなく、難しさを実感しています」

都市部における「分散型メガソーラー」というキャッチーな事業が成功しただけに、その次に続く事業となると、そう簡単に生み出されるものではないのかもしれません。

「たとえば電球をLEDに変えるだけでもお金がかかりますよね。そうではなく今あるものを活用する、お金が無くてもできることを形にする…新たな再エネ事業においても、そんなアイデアを打ち出していきたいと考えています」



調布だからできることがある

「環境を守るために何ができるのか…少し大きな話になりますが、資本主義である以上は拡大再生産でなくては成立しません。資源を食い潰すしか資本主義を守る方法がないのかと考えたときに、新しい環境ビジネスを生み出すしかないと思っています。国家レベルでやっていけたらいいのでしょうが、現実にはなかなか進んでいません。ならば、この調布という程よい規模感の地域だからこそ、何か始められるのではないかと、そう思うんですね」





調布という地域は、「やりやすさ」もあると片桐さん。調布JCが出会いの場ということですが、実は片桐さんの会社は渋谷に、お住いは世田谷だそう。なぜ調布に?
「調布市内にうちが管理している物件がいくつかあった関係で、市内の人達とのつながりがあり、JCにも誘っていただきました。調布ってそういう寛容さがあるんですよね。田舎と都会の中間にある感じがあって、外部の人もウェルカムだし、都会ほどドライではない。実にいい地域だと思います」

実は調布市民ではない片桐さんだからこそ、より調布の魅力を実感しているのかもしれません。そしてえねきょうが検討を続ける調布だからこそ実現可能な再エネ事業。これまで同様、今後も注目され続けることでしょう。





  • 同じカテゴリー(お知らせ)の記事画像
    4/16(日)開催!エネルギーセミナー「エコハウスのウソ」
    エネルギーの出前授業に行ってきました
    えねきょう「中のヒト」インタビュー(10) 発電事業実現のキーマン 梶原良介さん
    えねきょうの「中のヒト」インタビュー(9) 普通の主婦がエネルギーをテーマに活動を始めた理由 菅野千文さん
    環境エネルギー政策研究所設立15周年記念シンポジウム〜環境エネルギーの大転換期に未来を構想する〜(9/11)
    自然エネルギーセミナー『世界に広がる地球に優しいエネルギー』開催 (6/21)
    同じカテゴリー(お知らせ)の記事
     4/16(日)開催!エネルギーセミナー「エコハウスのウソ」 (2017-03-21 13:14)
     12/6(火)開催!調布えねきょう勉強会「東京からつくるクールな未来」のお知らせ (2016-11-24 16:49)
     エネルギーの出前授業に行ってきました (2016-07-01 17:40)
     調布市内公共施設の太陽光発電による電力の一部を東京都へ供給 (2016-04-11 17:24)
     えねきょう「中のヒト」インタビュー(10) 発電事業実現のキーマン 梶原良介さん (2015-12-25 17:01)
     えねきょうの「中のヒト」インタビュー(9) 普通の主婦がエネルギーをテーマに活動を始めた理由 菅野千文さん (2015-10-26 13:32)


    調布まちなか発電

    当協議会が運営する公共施設屋根借り太陽光発電事業会社です。

    えねきょうブログ

    コラム

    削除
    えねきょう「中のヒト」インタビュー(13)不動産経営の視点から関わる再エネ事業