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えねきょうの「中のヒト」インタビュー(7) 多摩川地区の防災環境を整える 竹口裕さん

えねきょうのメンバーとして日頃活動に参加してくれている方々に、エネルギーや調布への想いについて伺う「中のヒト」インタビュー。7回目となる今回は、京王多摩川駅近くに住居を構え、地域の防災活動を行う竹口裕(ゆたか)さんにお話を伺いました。




◎生まれ育った調布で、定年退職後の日々を過ごしています

生まれてすぐに調布に引っ越してきて、以来自宅はずっと調布。しかし転勤族だったため大学卒業後は全国を転々とする生活だったそうです。調布に再び住み始めたのは定年退職後からという竹口裕さん。現在は地域のために活動中の日々。多摩川地区の防災環境整備に尽力していて、避難所の運営や、緊急時災害用ポンプの管理などを行っています。


▲京王多摩川駅近くにある「緊急時災害用ポンプ」からは、下を流れる府中用水の水がたっぷり出てきます。毎月第2土曜日の9時から放水しているそうなので、お近くの方はお出かけしてみては?




◎エネルギーを「使う」ことで価値を見出したい

そんな竹口さんがえねきょうのメンバーとしても活動を始めるきっかけは?

「えねきょうのメンバーに入ったのは、じつはあまり深く考えていなくてね。代表の小峯さんとは以前から顔見知りでした。地域や未来の環境のためにずいぶんすばらしいことをしているなとずっと思っていて。協力するつもりで会費を支払ったら、いつの間にかメンバーになっていたという経緯です」(竹口さん)

他のメンバーほどの熱や強い意志はないと話すものの、今のエネルギーへの考えは、確固たるものがあるようです。

「電気料金を購入する先が、今のように1つの会社だけという状況は本来あるべき姿ではないと思っています。私たちは電気がなくては生活できないのに、たった1社から買うしかない。“支配されている”と言っても過言ではないですよね。エネルギーはつくることも購入先を決めることももっと自由であるべきです。どこのエネルギーを使うかは、その価値を認めるというアクション。これから始まる電力の自由化では、自分で価値を見出したところから買い取りたいですね」

そんな竹口さんが大切にしているのは、情報を自分自身で判断する」ということ。そのためには、情報を俯瞰して、とことん客観的に読み取ることが必要なのだそう。

「大学生のときにお世話になった先生から言われた言葉がきっかけとなって、そう思うようになりました。新聞などのメディアでは、何を目的にどういう情報が流されているのかを考えるべきだと。定年退職間際にインドネシアに赴任したことも、そう考えるようになったきっかけとして十分だったように思います。日本という国を客観的に見るようになり、もの見方が変わりました」

何事も正しく理解して客観的に判断するという視点は、今活動している災害対策にも活かされています。そうして「街づくり」に積極的に関わることで、ただ住んでいるだけではなにかと受け身になりがちなことも、「自分たちでどうにかしなければ」と思えるようになるのだとか。えねきょうへの参加は、私たちのまわりで流れている情報が本当に正しい
か判断するための材料を得る場でもあるのだそうです。


▲京王多摩川駅から狛江方面へ続く通りから1本入った遊歩道。実はこの下には水が流れる「暗渠(あんきょ)」だそう。散歩しながらインタビューさせてもらいました。




◎調布は「バランスのいい街」


日本国内のさまざまな地域だけでなく、海外でも生活をしてきた竹口さん。調布を客観的にみるとどんな街なのでしょうか。そして、今後の展望は?

「調布はいろいろなものが適度でとてもバランスがいい街だと思います。自然があって、都心にも近い。深大寺や多摩川などバラエティーに富んだ景色がある。ギラギラせず、素直な人が多いのも調布の特徴ですよね。そんな環境がつくる抜群のバランス感覚を活かして、エネルギーや食糧を素直にバランスよく消費する街であってほしいです」


間もなく、電力を自分たちで選ぶ時代がやってきます。竹口さんがたびたび口にする、情報を客観視する視点やバランス感覚は、選び方のヒントになりそう。消費者としてどうあるべきかを学んだインタビューでした。



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