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【コラムvol.9】 環境にやさしいペレットストーブとは? 

前回のこのコラムに登場してもらった大村哲夫さんは、環境やこれからのライフスタイルについて考えた結果、「ペレットストーブ」という暖房器具を自宅に設置したそうです。
お話を伺うと、その理由や設置後の生活は興味深いことばかり!そこで今回は番外編として、大村さんのペレットストーブライフをじっくりご紹介します。


▲大村さんの愛犬・三太(さんた)くんと、ペレットストーブ。
あたたかなリビングには、自然と家族が集います。



◎ペレットストーブとは?

「ペレットストーブ」という言葉を初めて目にしたという方も多いかもしれません。ペレットストーブとは、「木質ペレット」と呼ばれる間伐材やおが屑、かんな屑などを圧縮成形したものを燃料にするストーブのこと。北欧ではとてもポピュラーな暖房器具です。

そのルックスは薪ストーブと似ていますが、比較するとペレットストーブは環境に優しいという特徴があります。なぜなら木質ペレットはそもそもの原料が間伐木材。本来ならば焼却処分されるはずのゴミが、木質ペレットに加工されストーブの燃料として二次利用されているのです。

木質ペレットを燃やすことで発生する二酸化炭素が気になりますね。でも大丈夫。木質ペレットは、「木」として成長する段階で吸収してきた二酸化炭素量とほぼ同量の二酸化炭素を発生させるだけ。つまり燃やしても大気中の二酸化炭素を増減しない(カーボンニュートラル)環境にもとても優しい燃料なのです。そして、原料となる木を伐採したら植林するという循環を保っていれば、再生可能なエネルギーだと言えるのです。

◎きっかけは実は、ソーラーパネルの設置!

大村さんがペレットストーブを自宅に導入したのは、ソーラーパネルの設置がきっかけでした。

「屋根にソーラーパネルを設置したことで、自宅で使用する電力に興味を持ちました。日々の発電量だけでなく使用量も付属のディスプレイで確認できるからです。すると、冬場の暖房に使う電気が想像以上に多く、ここをなんとかしたいと思いエネルギー効率がいい暖房器具を探し始めました。そこで出会ったのがペレットストーブ。電気の使用資料量が減るだけでなく、使うことで林業を応援できるということも大きなポイントでしたね」

仙川・若葉町の雑木林を愛し、その環境をこれからも美しいまま残したいと強く願う大村さんにとっては、電気使用量が減ることだけでなく、間伐木材を積極的に使うことで「森を守る」ことにつながることも、大きな決め手だったようです。また、使用する木質ペレットを西多摩地域の団体から購入することで、エネルギーの地産地消にも貢献しています。

ペレットストーブは日本ではまだ知名度が低く、外国製で大型のものが多いのですが、最近では小型で煙突がいらない(※小さな室外ユニットは必要です)国産ストーブも登場しています。大村さんが使っているのも、東日本大震災の被災者が入居する仮設住宅用に設計されたコンパクトなモデルです。薪ストーブのような煙もほとんど出ないので、都内の住宅でも比較的設置しやすいというメリットも。灯油や電気料金の値上がりが続いていることや、設置に助成金を交付する自治体が増えてきていることからも、ペレットストーブはこれから注目の暖房器具と言えるでしょう。

とはいえ、ペレットストーブはエアコンのように朝起きてスイッチを入れれば部屋がすぐに温まるというものではなく、灰の処理に若干手間がかかるのも事実。「忙しい若いご家族には細かいメンテナンスが負担になるかもしれないので、時間に余裕がある方におすすめしたいですね」と、大村さんからは使用者ならではのアドバイスもいただきました。

◎ペレットストーブのある、スローな暮らし


▲若葉町の雑木林の風景です。(大村さん撮影)



ペレットストーブライフがあることで、大村さんの暮らしはどのように変わったのでしょうか。

「暖かくて居心地がよいので、家族がリビングに集まることが増えました。それぞれの部屋で過ごすよりも電気を使いませんし、コミュニケーションも生まれます。いわゆる『ウォームシェア』が、自然とできています」

じんわりと部屋を暖めてくれるペレットストーブは空気をクリーンに保ち、遠赤外線効果でその場にいる人や動物の体をやさしく温めてくれます。ゆれる炎は心もあたたかくしてくれるのだとか。憧れのスローライフとは、まさに大村さんが送っているような日々のことなのかもしれません。



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